抜型裁断機とは?仕組みと用途を分かりやすく解説!

皆様こんにちは!本庄営業です。

今回は弊社の主力製品である【抜型裁断機】についてご紹介します。

製造業に携わっている方であれば耳にしたことがあるかもしれませんが、一般的にはあまり馴染みのない言葉かと思います。

実は私も曙機械工業へ入社するまでは、見たことも聞いたこともありませんでした。笑

しかし、この抜型裁断機は、自動車や電子機器など、私たちの身の回りにある製品の製造において欠かせない存在なのです。

そこで今回は、そんな【抜型裁断機】について仕組みや用途を分かりやすく解説していきます!

 

1. 抜型裁断機とは?

抜型裁断機とは、あらかじめ作成した【刃型】を使用し、素材を一定の形に打抜く機械です。

イメージしやすい例として、クッキー型を使った手作りクッキーを思い浮かべてください。

ハートや星型の抜型をクッキー生地に押し付け、型通りにくり抜きますよね。この工程を機械で行うのが抜型裁断機です。

【抜型裁断機とクッキー作りのイメージ】

ただし、クッキー生地の代わりに使用する素材は、紙・ゴム・樹脂・布・革・フィルム・ウレタン・発泡スチロールなど多岐にわたります。もちろん、クッキー生地も加工できます:)

ハートや星型の部分は、トムソン刃型(ビク刃)・腐食刃型(ピナクル刃型)・彫刻刃型などの【刃型】と呼ばれるものがあり、これらを使って正確に打抜きます。

また、柔らかいクッキー生地をくり抜くのとは違い、硬い素材を打ち抜くには大きな力を必要とし、手作業では困難です。そこで、油圧やクランクの力を用いた【抜型裁断機】を使用し、素材をプレスし打抜きます。

つまり、【抜型裁断機】とは【刃型】を用いて、【素材】を任意の形にカットする機械です。

👉関連ブログ:油圧とクランクの違いってなに??

 

2.抜型裁断機での加工の流れ

抜型裁断機の概要が分かったところで、次に抜型裁断機での基本的な加工フローを説明します。

1.刃型の準備

加工する形状に合わせた刃型を準備し、機械にセットします。テーブル上に刃を上向きにセットするタイプや、機械内部に下向きでセットするタイプなど、機械によって異なります。

刃型の用意については、刃型の製作を専門とする【刃型屋】さんがいらっしゃいます。

製作依頼については、専門の【刃型屋】さんへ依頼することが一般的です。

【刃型の準備】

2.素材のセット

裁断する素材を機械にセットします。ズレを防ぐために、両面テープやスプレー糊、マスキングテープなどを使用することがあります。

素材へ糊の付着を避けたい場合や、コーティングされた素材への固定には、【Qテープ】を活用することも可能です。

👉関連ブログ:材料固定のスペシャリスト~Qテープ&Qシート~

👉関連ブログ:Qシート・Qテープ

また、素材によっては、スポンジなどの柔らかい素材を使用したガイドを作り、そこへはめ込み固定することもあります。

【素材のセット】

3.圧力をかけて裁断

機械が圧力をかけ、素材を刃型に沿って裁断します。機械が上昇して裁断するタイプ、下降して裁断するタイプなどがあります。

【圧力をかけて裁断】

4.製品の取り出し

カットされた製品を回収し、切れ端や抜きカスを除去します。

この工程を繰り返し行い、量産が進められます。

【製品の取り出し】

3. 抜型裁断機のメリット

続いて、抜型裁断機を生産現場へ導入すると、どのようなメリットがあるか見ていきます。

1. 生産性の向上

手作業では一つずつ裁断する必要がありますが、抜型裁断機を使用することで、一度に複数の製品を正確に裁断できます。多面取りの刃型を使用したり、材料を複数枚重ねて一括裁断することで、時間を大幅に短縮でき、生産性の向上が可能です。

2. 精度の向上

刃型を使用することで、一貫した品質で製品を仕上げることができます。特に、細かい形状や複雑なデザインの製品も、刃型の精度によって均一な仕上がりを実現できます。

3. 内製化によるコスト削減

外注に頼ることなく、自社で打抜き工程を完結できるため、外注コストを削減し、製造コスト全体を抑えることが可能です。特に、試作品の開発や少量生産を繰り返す現場では、内製化によるメリットが大きくなります。

 

4.抜型裁断機の使用用途

抜型裁断機は、さまざまな業界で活躍しています!

  • 食品業界:コンビニ弁当のパック、お惣菜の食品トレー
  • 包装/パッケージ業界:紙箱、パッケージ、ラベル、発泡スチロールなどの緩衝材、段ボール
  • 自動車業界コンソールボックスやシートなどの内装品、ガスケット、断熱材、防音材
  • 建築業界パッキン、防水材、断熱材
  • アパレル業界:布地、革製品
  • 電子機器業界:フィルム、放熱シート、絶縁体、搬送用トレー

このように、挙げきれないほど幅広い業界の生産現場で活躍しています。

同じ形状の部品を大量生産する際に特に有効で、人手による裁断と比較し、精度と生産性の飛躍的な向上が期待できます。

また、シート状の素材だけでなく、ロール状の素材からの打ち抜きも対応できます。さまざまな素材に対応できるため、業界を問わず導入しやすいのが特長としてあります。

 

5. まとめ

抜型裁断機は、さまざまな素材を効率的に加工できる便利な機械です。用途や素材に応じて適切な機械を選ぶことで、製造の効率化やコスト削減にもつながります。

曙機械工業では、お客様の生産ニーズに応じた最適な抜型裁断機を提供しています。導入を検討されている方は、ぜひお気軽にご相談ください!

 

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